2022-11-18

『自然のエモーショナル』

桜田 さおり (ヤンチャン学園音楽部 部長) 青森県出身プロフィール

釜臥山展望台から見えるむつ市の街並みは「アゲハ蝶」に例えられる
写真/下北地域県民局

私は高校3年生までむつ市に住んでいました。とても自然が豊かで学校の登校時間はいつも釜臥山を眺めていました。雪が降ればスキー場になり、春から秋にかけては山登りをして展望台まで登り。四季折々の姿をみせて私を楽しませてくれました。

人見知りで内気だった私が、中学3年の夏に勇気を振り絞って参加した、ご当地アイドルオーディション『まさかり☆Girls5』。
あの時、両親に、「オーディションを受けたい、と言うことができていなかったら」と考えると、今の私はないと言っても過言ではありません。
そんな、まさかり☆Girls5の活動で行ったPR動画の撮影。釜臥山の展望台で夕暮れ時に行った撮影でした。展望台からのむつ市の街並みはアゲハ蝶の形をしており、日本夜景遺産にも選定されています。夜は街の光で輝いたアゲハ蝶がロマンチックで印象的ですが、夕暮れ時のアゲハ蝶は、妙に現実的で心がすーっと澄んでいくような、そんな感覚でした。そして、背後から夕日が差し込み、メンバーが影のように映し出された映像を見て、とてもエモーショナルな気持ちになったことも強く心に残っています。

「まさかり☆Girls5」として活動する筆者(写真右側)
写真/下北地域県民局

小学校の冬は毎年スキー教室というものがあり、正直、高所恐怖症の私からしたらあまり楽しみとはいえなかった行事でした。ですが、実際に釜臥山のスキー場に着くと、辺り真っ白で、滑っていく先にはなんと陸奥湾の景色が広がっていて、滑っていると気分爽快で、その瞬間は他のことを忘れてしまうくらい魅力的なんです。

釜臥山スキー場。眼下に陸奥湾を眺めながらの滑りが楽しめる
写真/下北地域県民局

中学や高校では耐久登山と称して、釜臥山の展望台まで歩いて登り、昼食をとり下山するという行事がありました。普段は見上げている場所を1歩1歩自分の足で登って下って。果てしなく続く道のりをクラスメイトと励ましあってゴールをした時、釜臥山を肌で感じることができて嬉しくなりました。
最初にも話しましたが、釜臥山は四季折々で沢山の姿を私達に魅せてくれます。
初めて行く方でも、地元の方でも、いつ訪れても沢山の楽しみ方ができる素敵な場所ではないかと私は思っています。

春の釜臥山
写真/下北地域県民局

現在私は、秋田書店ヤングチャンピオンから発掘されたアイドルユニット『ヤンチャン学園音楽部』の部長(リーダー)として東京を中心に活動させて頂いております。都会で生活する中、ふとした時、釜臥山の展望台からの夜景を見たくなり、ネットで検索することがあるのですが、やはりきちんとその場に行って見たい、帰りたいと強く思うんです。

そんな沢山の魅力が詰まった、地元民からも愛され続ける釜臥山に是非皆さんも足を運んでみてください!!

\ この記事の著者 /

桜田 さおり(さくらだ・さおり)

ヤンチャン学園音楽部 部長

青森県出身

青森県出身。
2000年9月19日生まれ。A型。
雑誌ヤングチャンピオンが主催するアイドルグループ、ヤンチャン学園音楽部の部長として活躍中。赤色担当。
あだ名はりんご。
趣味はアニメ、漫画、ゲーム、Vtuber。

・Twitterhttps://twitter.com/saor_in5
・Instagramhttps://www.instagram.com/
saor_in5/

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