2021-8-20

観光船で行く 仏ヶ浦

福田 凌 (佐井定期観光株式会社) 佐井村在住プロフィール

私は高校卒業後、佐井定期観光(株) に入社して仏ヶ浦への観光船に乗っており、現地で案内などもしております。毎日のように運航、案内しているなかで仏ヶ浦の海の綺麗さ、奇岩の形状、自然の魅力を日々感じており、それを乗船されたお客様に10分程の案内のなかでどのように伝えるかまだまだ勉強しております。

私の実家は漁師をしており、漁の手伝いで何度か通ったことがあるのですが、小さい頃ばば(祖母)に「仏ヶ浦は海で亡くなったひとが行く場所」と言われており漁船で通るたびに怖いイメージ、雰囲気、オーラを感じていました。

これは、この地が昔から恐山・仏ヶ浦信仰の対象となっており、「如来の首」「極楽浜」「蓬莱山」など仏教にちなんだ岩がたくさんあることと関連があるのかもしれません。

さて、そんな仏ヶ浦は、元々は「仏宇陀」(ほとけうた)と呼ばれ、「宇陀」はアイヌ語で砂浜を意味し、その独特の景観から「日本のカッパドキア」などとも言われています。

仏ヶ浦に行くルートとしては、佐井港などから運航しております観光船と直接車で行くルートがあります。佐井港から観光船に乗っていただきますと片道30分で着きます。

佐井港を出発しますと左側に願掛岩(がんかけいわ)が見えてきます。よく見るとお坊さんが手を合わせているような姿の岩があります。

これは船からじゃないと見ることが出来ない光景です。まるで航海の安全を祈っているかのように思えてきます。

そのまま進みますと右側、沖に灯台がある島が見えてきます。大漁島です。

通称「オヨ島」と呼ばれ「イシナギ」のことを地元では「オヨ」と呼び、オヨが釣れる島、転じてオヨ島と呼んでおります。また、この辺は潮の流れが速くマグロ、タイ、ブリなどたくさんの魚が釣れる島でもあります。
そこから南下し進みますと長い磯辺が続く「長浜」があります。

この浜ではウニ、モズク、ヒジキ、フノリ、岩海苔が採れます。わたしもたくさんお世話になっている浜です。 冒頭のように、仏ヶ浦は信仰の場であり、また、地域の人々に恵みをもたらしてくれる場所でもあるのです。
そうこうしているうちに仏ヶ浦へ到着いたします。

白い奇岩群、白い砂浜、エメラルドグリーンに輝く綺麗な海、とても絶景です。
私のおすすめのスポットは桟橋近くの岩の上に立っている小さな二宮金次郎です。
これは言われないと気が付かない隠れスポットです。

さらに詳しく知りたい方はぜひ佐井村へ!仏ヶ浦・佐井村の魅力、私が案内いたします!

― 補足情報 ―
<仏ヶ浦ゆき観光船>
冬季休業の観光船もございますので、お問い合わせください。
■佐井港発
〇佐井定期(株) https://saiteikikanko.jp/hotokegaura.html
〇仏ヶ浦海上観光(株) https://hotokegaura.jp/
■牛滝港発
〇仏ヶ浦観光遊覧船「海の海中号」※令和3年度の運航休止
■脇野沢港発
〇むつ市観光遊覧船「夢の平成号」
http://www.city.mutsu.lg.jp/index.cfm/16,82389,32,692,html
■青森港初
〇シィライン(株)※仏ヶ浦へは上陸しませんので、ご注意ください。
https://www.sii-line.co.jp/

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\ この記事の著者 /

福田 凌(ふくだ・りょう)

佐井定期観光株式会社

佐井村在住

佐井村生まれ。
高校卒業後佐井定期観光(株)に入社。 4年目 22歳。
仏ヶ浦定期観光船事業、ひば製品販売事業、公共施設管理委託事業などをしている。

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